書かせることとコミットメント

nakatomimoka2012-05-15

ロバート・チャルディーニさん。「書くと言うことが、コミットメント方略として大きな利点を持っているのです。まず第一に、行動したという物理的な証拠が残りました。中国人が望んだことを捕虜が書いてしまうと、自分はそんなことをしていないと信じ込むことが非常に難しくなりました。単に口頭で述べた場合とは異なり、自分がしたことを忘れたり取り消したりする機会がないのです。なにせ、自筆の原稿として残ってしまっているのです。自分が確かにしてしまったことと一貫性を保つように信念や自己イメージを変えてしまったのです。第二の利点は、それを他人に見せることができるということでした。意見を書いた人がその内容を純粋に信じているのだと他者に説得することができる点にありました」なるほど。