簡単な本から入る

nakatomimoka2012-12-20

田中得夫さん。「日本のロケット博士と云われる故糸川英夫博士がノーベル賞を受賞した人たちの勉強方法を調査したところ、面白いように、皆同じように、何か新しい分野の研究を始めようとする場合、その分野の中学生向きの基礎的な、簡単な本を繰り返し読むことから始めていることでした。難しい専門書から始めたら、たいがい挫折します。実際糸川博士も、最初開発したロケットは直径1.8センチ、高さ23センチでペンシルロケットと名付けられたものです。一見おもちゃのように見え、理解できない官僚から問題視されたこともありましたが、その後次々とアルファ、ラムダ、カッパーと段階的に高度なものに移り、戦後の空白期間というハンディーを乗り越えて、欧米に追い着き人工衛星を世界で4番目に打ち上げることが出来たのです」やさしい本ではじめる。