フランクリン効果

nakatomimoka2013-01-16

リチャード・ワイズマンさん。「ベンジャミン・フランクリンは、州議会で、ある気難しくて冷淡な議員の協力を得たいと望んでいた。だが、相手に頭を下げて取り入ったりするかわりに、彼はまったく違う手を使った。その議員がある希少本を持っているのを知っていた彼は、その本を2、3日貸してもらえないかと訊ねたのだ。相手は承知した。フランクリンはこう語っている。『次に議会で顔をあわせたとき、彼はめずらしく私に話しかけてきた。その態度はきわめて丁重であり、その後彼はあらゆる場面で私に協力を惜しまなかった』。この手法は、『誰かに親切をほどこした人間は、相手にもっと親切な行為をしたいと望む』という原則に基づいている。言い換えると、誰かに好感を持たれたい時は、その当人に何かしてもらうほうが効果があるのだ」何かしてもらう。