安さではなく動機が大事

nakatomimoka2013-01-17

糸井重里さん。「でも銀座の4丁目の角に自動販売機を置いたら、それだけで食っていけますよね。おでん屋でも花屋でもなんでもいい。重要なのは銀座4丁目にあるということです。大事なのは『人のにぎわい』。人が、その街に行きたくなる理由があるかぎり、何をしたらよいかわからなくても、食う道はあると思っていました。ほぼ日が大切にしているのは、『やりたい』という気持ち、つまり動機なんです。ほぼ日で最初のTシャツを作ったときも、たくさん作ったことで原価は安くなったけれど、安さで勝負する気はなく、やっぱり動機が大事だったんです。仲間と一緒に着られるTシャツを作りたい。僕の理想は、国で言えばブータンのような会社なんです。小さくても、国民総幸福量という独自のコンセプトを打ち出して、存在感を示している」動機が一番。