大経営者になるには

nakatomimoka2013-04-13

島田精一さん。「電力王といわれた松永安左右衛門さんにある財界の人が、『社長の心得はなんですか』と聞きに行ったら、『いや、そんなに簡単に大社長にはなれないよ。俺みたいに大病と倒産と投獄の経験をしなきゃだめだよ』と言われた。松永さんというのは若いころ肺結核になって、倒産は何回かして、何か経済事件で一ヶ月間ぐらい監獄にも入っていたことがあるらしい。それで、これを経験しないと人間は大経営者になれないと。比喩でいわれたのだと思いますが、これを私なりに解釈すると、この3つの経験というのは、すべてのプライドを失う、先が見えない、そういうときになってどう生き延びるかという、非常にシビアな経験だというふうに思います」腹をくくれるようになるためには、一皮むける体験がいるというが、さりとて山中鹿之助になりきれぬ私。