佐々木俊尚さん。「シャープというのは家電メーカーとして非常に強くて、一種の垂直統合企業だったわけです。ところがこれが今、最終消費財である家電そのものが売れなくなって、中間財供給会社になってきている。iPHONE5の液晶とかはシャープが提供しているんですよね。将来的には、シャープという家電製品がなくなってしまうかもしれない。ただしアップルとか、アマゾンとか、そういうような巨大プラットフォーマーがつくっている強い製品に対して中間財・部品を供給する会社として生き残ることは十分あり得る。つまりモジュール化していくんですね、プラットフォームになれない会社というのは。世界は二極化しますよと。クラウド化されたグローバル・プラットフォームと、小規模で機動力があるモジュールにどんどん分離して行く」どう生き延びるか。
