人間への洞察

nakatomimoka2014-06-25

楠木建さん。「巻末近くにハロルド・ジェニーンが、『経営についての個人的なすすめ』として自らの体験を通じて確信した原理原則をまとめています。いかに彼が人間の本性について洞察に富んだ人であったかがわかるでしょう。本来の自分でないもののふりをするな。事実と同じくらい重要なのは、事実を伝える人間の信頼度である。組織の中の良い連中はマネージャーから質問されるのを待ち受けている。物事の核心を突く質問を嫌がるのはいんちきな人間に決まっている。とりわけきわどい決定はマネジャーのみが行わなくてはならない。集団を率いて動かし、彼らが仕事をすることによって成果を出すのが経営者です。そのためにはとにかく人間と正面から向きあうことが大切になります。これは本当にキツい仕事です。ときには悪者の役を務めなければなりません」ふむ。