マメにお世話をする

nakatomimoka2014-10-27

童門冬二さん。「マメというのはどんなことでも手を抜かずに、それも他人が見ていようといまいと、コツコツと誠実に行動することをいう。私は二宮金次郎の言う”マメにお世話をする”という考えを念頭に置いている。金次郎は農民だが、土はもちろんのことすべてのものに”徳”が存在していると告げる。だからこっちが何に対してもマメにお世話をすれば、相手もそれに応えて持っている徳を発動させる。土が農民のまいた種を立派な作物に育てるのはその例で、金次郎はこの現象を”報徳”と名付けた。私のマメは、例えば食事の度に入れ歯を洗うこと。ゴミの始末や食器の片付けなどもためない。用が済めばすぐに所定の場所へ持っていく。マメにお世話をする、という行為は、相手が自分の徳を掘り起こすきっかけを提供するということだろう」マメを心掛けて。