先を読む習慣

nakatomimoka2015-02-13

池上俊也さん。「単に作業を洗い出して工数を見積もればよいわけではない。例えば各作業の工数にはバッファーを含む場合が少なくない。そのため全体工数をそのまま積み上げてしまうと、納期に間に合わないケースが多い。ではどうするか。ここからがWBSの本領発揮である。一般に期間を短縮する方法は三つある。一つは作業の効率化、二つめは作業の並行化、三つめは新規メンバーの追加、四つめは成果物(スコープ)の縮小だ。これらをWBSと睨めっこしながら考える。効率化については、自動化や標準化というアプローチがある。そもそもバッファーを削ることでも工数を削減できる。新規メンバーの追加とスコープの縮小は、できれば避けなければならない。コスト増や品質低下につながるからだ。WBSで作業計画を立てると、先を読む習慣が身に付く」納期短縮。