時計の反対回り

nakatomimoka2015-03-02

鈴木義幸さん。「ハーバード大学のエレン・ランガー教授は、1981年に、「時計の反対回り」という実験を行いました。高齢者に5日間、その人が「25歳の頃に過ごした環境」の中で過ごしてもらうのです。ラジオから流れる音楽も、ニュースも、本も、着る洋服も、25歳の頃のものに「仕立て」ます。実験スタッフは、高齢者たちを、完全に健康で若々しい「25歳として」扱います。実験後、驚くべきことに、高齢者たちの視力、聴力、記憶力が改善し、外見も著しく若返りました。環境は、人のビヘイビアとパフォーマンスに、大きな影響を与えています。おそらく、当人が認識している以上に。帝京ラグビー部の関係者に「どうして帝京はあんなに強いの?」と聞くと、「とにかく全力でやるのが当然という雰囲気があるんですよね。誰も手を抜いていない」その環境を。