私心を捨てる

nakatomimoka2015-03-15

松下幸之助さん。「指導者は私の心を去ってものを考えることが大事である。人間だれしも自分が大事であり、かわいいものである。そのことはごく自然な感情ではあるが、しかしそうした自分の利害とか感情にとらわれてしまうと、判断をあやまることもあるし、また力強い信念も湧いてこない。こうした自分というものを捨て去って、何が正しいかを考え、なすべきことをなしていくところに、力強い信念なり勇気が湧き起こってくるといえよう。だから、私心を捨てるということは、だれにとっても必要ではあるが、特に指導者にはそれが求められる。西郷さんには遠く及ばないとしても、少なくとも指導者である以上は、自分のことを考えるのは四分、あとの六分は全体のこと、他人のことを考えるようでなくてはいけないと思う」私心が強くなってしまいがちな傾向の中で。