苦労話を転に入れる

nakatomimoka2016-02-22

酒巻久さん。「プレゼンは、(1)伝えるべき核心について、(2)いかに深く考え、(3)ドラマチックに語れるか、にかかっているのではないかと思う。伝えるべき核心とは、一番の売り物、目玉は何か、ということだ。『ドラマチックに語る』という点については、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏がとびきり上手だった。こんな具合である。自分には昔からこういう夢があった。それをまったく新しいコンセプトで実現したのがこの商品だ。ただし、実現にこぎつけるまでには大変な苦労があった。最初はそんなのできっこないとみんな笑った。でも自分には、きっとできる、という確信があった。だから、諦めずにチャレンジし続けた。その結晶がこれだ。たいてい起承転結の転のあたりに苦労話を入れて、聴衆の心を鷲づかみにする構成の人が多い」苦労話を。