大義を物語として売る

nakatomimoka2016-05-26

川上徹也さん。「『社会貢献』や『大義』を物語として売る手法は以前からありました。もともとはカード会社のアメリカン・エキスプレスが1983年に実施した『自由の女神修復プロジェクト』が始まりだといわれています。これは、アメリカン・エキスプレスのカードを1度利用するごとに1セントを、当時かなり傷んでいたニューヨークのシンボル、自由の女神を修復するための費用に寄付するというもの。結果としてカード利用者は前年比で28%増え、新規入会者も45%増えました。最終的には3ヶ月で170万ドルもの大金を寄付することができたのです。コーズ・リレイテッド・マーケティングと呼ばれます。日本ではボルヴィックが実施した『ワンリッターフォーテンリッター』プログラムから注目されるようになりました」大義に結びつけて物語に。