三割バッターを目指す

nakatomimoka2016-11-20

弘兼憲史さん。「野球に十割バッターなんていない。三割バッターで名打者だ。凡打でもいいから打て、バットを振るんだ、と。プレッシャーに感じるほど真剣にならないほうがいい。ある程度、ざっくりとした性格でないと長く漫画家はやっていられない。この商売は、神経質に、そして真面目にやっていると本当に追い詰められる。漫画の場合も実際に自分が満足のいくものが書けるのは五割程度ではないだろうか。半分は凡打でも、残り半分は面白いものにする。ごくまれに、面白くないなぁと思いながら、原稿を編集者に渡すことにある。ところが、しばらく時間が経って読み返してみると、そうした作品もそれなりの味があって面白かったりもする。大切なのは、頭を絞って、常にベストを尽くすこと。同時に自分を追いこみすぎず、適度に緩めること」長丁場の秘訣。