なるはや病の弊害

nakatomimoka2017-05-30

中島聡さん。「会社を重視しすぎるあまり、仕事の生産効率が落ちているのが今の日本の現状であるということです。日本の職場で今最も蔓延している病気といえば、『なるはや病』でしょう。これは『締め切りは明示しないけど、とりあえず早めにやってくれると助かるのでなるべく早くやってくれ』という、極めてあいまいな指示が飛び交う日本企業特有の病です。なるはや病にかかった上司は部下に仕事を与える際、いつも『なるはやで』と頼みます。正しい感覚を持った部下ならば、『いつまでにやればいいですか?』と上司に聞きますが、なるはや病にかかった部下は、『わかりました』と簡単に仕事を請け負ってしまいます。なるはや病は、日本人の潜在的な能力を引き出さずに抑圧する、悪い病気です。なるはや病は何の意味もない、ただの悪習慣です」締切を。