問題を体の様子に

nakatomimoka2018-01-09

菅原洋平さん。「『体の動きに関する言葉』を3つに分けて考えてみましょう。目の前の仕事に手をつけられずにいる場面を想像してください。その時に生じる言葉は、(1)主観的な言葉、(2)客観的な言葉、(3)経験的な言葉、に分けられます。経験的な言葉とは、今の状況をどのように感じているかを表す言葉です。『山積みの書類を読むのが億劫で、手に取る気にならない』といった感じで、自分が抱えている問題を、『体の様子』にして表現するのです。患者さんが『鎧を着ているみたい』と言ったなら、『軽い鎧を着けているみたいに動かせますか?』と投げかけると、反応が変わってきます。私たちは、脳内でいつも何かの仮想現実を作りだしています。それを経験的な言葉にしてやることで、その仮想現実に合わせた動きを体が取り戻してくれるのです」どう?