神戸珈琲探求 〜珈琲の愉しみⅡ〜

nakatomimoka2018-01-08

去年10月の御影ダンケ元町店に続いて、神戸の珈琲店(旧居留地珈琲庵)でマスターからいい話を聴けた。美味しい珈琲には、四つの条件が必要。それは、(1)生豆の質、(2)ロースト、(3)抽出の腕、そして(4)お客さん。抽出についてはネルドリップに、ローストは豆を感じながら焙煎することができる手動の焙煎機に辿り着いた。抽出して加熱せずに出すのが同店のブラックコーヒー(加熱して砂糖やミルクを入れるのはホワイトコーヒー)。抽出のコツは、ゆっくりやること。ただし、店でゆっくり淹れていると経営に関わってくるので難しいとのこと。飲み比べるとブラックコーヒーのほうが格段に美味しい。でも、イメージ通りに淹れられたのは45年でたった2度か3度だけだと。珈琲も奥が深い。せめて家で淹れるときは、ゆっくりと、豆の状態を感じながら。