デフレの背景

デフレの基本的背景は、供給能力と総需要の間に構造的ギャップが存在すること。従って対応策は、①過剰な生産設備を廃棄し供給能力の水準を抜本的に押し下げるか、②経済政策をフル出動させ、総需要を強力に押し上げるか、である。しかるに、今回のデフレ対策のねらいは、主要銀行国有化を通じて問題企業を支援、存続することにあり、①は無理。財政は緊縮、景気非配慮型で②は望めず、民間内需の構造的低迷とも相まって、総需要は縮小する。従って、デフレ圧力は継続し、デフレは続く。日経の大機小機のこの論、皆さんはどう見ますか?