逡巡は企業の将来を危うくする

セコムの飯田さん。「大体、経営というものは、雨が降ったら傘をさす。風が吹いたらマントを羽織るようなもので、そんなに難しいことではない。ただ、逡巡は訓練しても断ち切れない先天的なものという気持ちもするが、経営においては、いかにセンシングするかということが重要な問題になる。不可能な理由ばかりを考えないで、つねにチャレンジする前向きの心がモノをいう。逡巡しない条件はというと、先を読む努力であろう。明日、明後日をどうするのかを、自分の企業の力、組織の力を計りながら、同時に社会の変化を見ながら考え続けることである。私自身の場合でいえば、いつも懸案事項を書いた紙を胸ポケットに入れている」それに比べて「セロテープ買うこと」などの「やることリスト」をポケットに入れている私。