生まれてはじめて回転寿司を食べた。味は悪くなかったが、どうも貧乏性なのか性分に合わない。来た皿の色で値段を考えて、その上に乗っている材料との経済的な釣り合いを考えて、取って食べる、というのが疲れてしまう。食べるものを選ぶという行為と、食べるという行為と、経済的対価を計算するという行為は別に行うほうがどうも自分にはあっていると思う。もっともこれは初心者の意見であって、回転寿司の通の方がおられれば、その極意を伝授いただきたいものである。きっと何事にもコツはあるのだろう。