中臣日記

2007年を振り返って

今日で仕事納め。みなさんの一年はいかがでしたか。個人的になることをお許し頂いて、仕事以外の面で振り返ってみると、(数自体に意味はないけれど)本をだいたい100冊読み、映画を50本観た。今年のトピックは小劇場での演劇を観だしたことで、これが12公演…

言葉のヒゲを取る

プレゼンの研修を受けた。その中で、直前に簡単なお題を与えられ、とにかく30秒間、「えー」とか、「あのー」とか、「まぁ」などの「言葉のヒゲ」を言わずに話せるかというトレーニングがあった。30秒ぐらい何とかなるだろうと思って臨んだが、途中で「えー…

団子の上に桜舞散る花見かな  

久々に、お花見をした。会社の近くにある公園で。定時後に職場から出かけて。青いビニールシートを引いて。桜吹雪を紙コップの中に受けながら。そういう伝統的なお花見であった。花見は貴族の行事が起源らしい。奈良時代までの梅に代わり、平安時代からは桜…

21年目の春の桜  

また春が巡ってきて、入社式と桜の季節になった。なんと入社してから20年である。まるまる20年も働いて来たとはとても信じられないが、時のたつのがはやくなっているのだろう。先般海外の方を連れて京都を観光したときに、ガイドさんが「日本人は桜の開花が…

2006年を振り返って 

今年も年の瀬で大詰め。みなさんにとっては、今年はどのような年でありましたでしょうか。仕事、家庭、趣味を三本柱として見てみると、それぞれに達成したことあり、夢未だ叶わぬものあり、嬉しいことあり、悲しいことあり、とそれぞれにおありになることか…

プレゼンとカラオケ 

プレゼンテーションをするとする。周到に準備をする。しかし、話し始めた時の最初の観客の感触が命運を分ける。観客を「つかめて」いると思えれば、調子が出てくる。余裕が生まれ、相手を見回し、話し方がゆっくりになる。うまくいくときは、秒単位で予定時…

出歯亀とチョコレート

まったく別のこととして知っていた二つの知識が繋がるのは面白い。ピーピング・トムの語源を調べていたら、ウィキペディアに「イングランドに伝わるゴダイヴァ夫人の伝説に基づく。11世紀のイングランド、ロンドン近郊のコヴェントリーで、領主である夫、オ…

短気とシアワセの条件

自分が短気になる条件は分かっている。(1)寝不足、(2)寒い、(3)腹が減っている、であって、これらが揃うと覿面にそうなる。(誰でもそうかもしれませんがね)。だから、3つが揃わぬよう極力気をつけている。たとえば何か食べるとかして。では、上…

20年後の構想実現

新入社員の頃、あることについて、「かくあるべし」との提案を当該部門にレポートにして持ち込んだことがある。配属された部門はそれに関係した部門ではなく、そういう提案をすることが奨励されているわけではなかった。それが19年前。まだわからぬが、ちょ…

急斜面での自信

昨年に引き続き、家族でりんご農家の方々との交流スキーツアーというのに行ってきた。リンゴ農家の方々の農閑期にスキーを教えて貰いながら交流するという企画である。総勢30人弱で、子供達は男の子部屋と女の小部屋に別れ、みんなで面倒を見あいながら滑…

プーシキン美術館展  

国立国際美術館で、プーシキン美術館展〜シューチキン・モロゾフ・コレクション〜を観てきた。金曜の7時閉館の最後の観覧者として。19世紀末から1920年代にかけて、フランス近代絵画のコレクションがフランス以外の国で個人の実業家の手で形成されたそうで…

ニライカナイ伝説

スーパー・エキセントリック・シアターの公演「ニライカナイ練金王伝説」の舞台を当日券で観てきた。おなじみの三宅裕司さんや小倉久寛さんのアドリブも面白く、あっという間にフィナーレが来てしまった。BEGIN書き下ろしの歌もよかったし。舞台は沖縄…

準かるたクイーン 

高校で同級生だった上野玲さんがかるたクイーン戦の挑戦者になった。結果は大分県の16歳、楠木早紀クイーンが、挑戦者の上野さんをストレートで破り、クイーン位初防衛を果たしたので、上野さんは準クイーンとなった。1月7日に近江神宮で行われた試合の模…

新たな興味の対象(2005年を振り返って)  

新たなことに興味を持つというのが好奇心の発露だとすると、毎年新しいテーマが興味の対象になるはずである。たとえその興味が続かないとしても。で、一年を振り返って、今年興味を持ったものをあげてみると。(1)スペイサイド地方のシングルモルトウイス…

共感覚を取り戻す  

オキモト シュウさんのコミック『神の雫』を読んでいると、ワインを飲んで、その味をビジュアルに絵画にたとえるというような場面が出てくる。赤ちゃん、特に新生児は視覚や聴覚、触覚などの各感覚野が未発達で、それぞれ個別に認識することができないため、…

鞍馬天狗逝く  

中山素平さんが亡くなられた。享年99。財界の鞍馬天狗と呼ばれた方だが、晩年は設立された国際大学の経営に心を砕いておられた。5年前、いろいろな事情があり、中山素平さんが動かれて、3年で帰任するはずの沖縄に4年いることになったのだと聞いている…

夏の朝の夢

マーラーの交響曲第三番には当初「真夏の朝の夢」というタイトルがついていたという。先般、日本人指揮者として初めてバイロイト音楽祭を指揮してきた大植英次さんの指揮で大阪フィルの演奏でそのマーラーの三番を聴いてきた。管楽器が多く入った大編成の日…

遅めの夏休みを取らせて貰って、家族で沖縄に行ってきた。ウチナーンチュではないけれど、子供達は人生の中で最も長い時間を沖縄で育っているから帰省のような感じである。今年は旧盆にあたったので、勝連の平敷屋のエイサーを見に連れて行ってもらった。エ…

果報は寝て   

今日、イイコトがありますように、と願うとする。イイコトとは何だろう、と考えるに、それは奇跡的に素敵な異性との偶然の出会いがあったり、一財産転がり込んだりというようなこともあるだろうけれど、やはり、嬉しいのはこれまでの努力の結果が報いられた…

夜のカフェテラス

国立国際美術館でやっていた「ゴッホ展」をようやく観にいけた。金曜日は7時まであるのがいい。好きな絵はゆっくりと人の頭に邪魔されず、少し離れたところから観たいので、閉館時間になるかならないかまでに一通り見終わって、最後の何人かになる(美術館…

時間の加速度を殺す

スキーを習った時、ターンの度にスピードを殺してコントロールできるようにするのだと教わった。傾斜のきついところにいくと、万年ボーゲンの身としてはどうしても加速度が付いて直滑降から転倒となっていたのが、少しはターンの折りにエッジをかませてスピ…

リンゴとスキー

長野県・北志賀に家族で春スキーに行ってきた。単なるスキーツアーではなく、りんご農家の方々との交流会という企画であり、スキーを教えて貰って、うまいりんごを貰って帰ってきた。初日は雪が舞った上を滑れて、次の日は好天に恵まれた。晩の交流会ではり…

服装の陰と陽

落語を聞いていたら、枕でこんなことを言っていた。何事にも陰と陽があるが、男は陽で女は陰なのだそうだ。それで、男は黒目の陰の色の服を着てバランスを取り、女は口紅を塗り、赤などの陽の色の服を着てバランスを取るのが良いという。そういえば、背広の…

2004年を振り返って

早いもので年の暮れ。星占いでは12年に一度の大幸運期だったが、めぼしい成果はなかった。まあ、悪くはなかったな、というところ。いや、仕事の関係の同年生まれの課長さん達が相次いで入院していたに比べると、悪いことがないということは良いことだった…

余人を以て

組織の中でポジションというものがあり、人が変わっていく。一方で各人の仕事のスタイルというようなものがあり、「あのやり方はあの人しかできない」という個性あふれる仕事のスタイルで成果をあげるということもある。その人のやり方によって情報が集まり…

石の来歴

大阪の観光コンベンション協会の方から伺ったのだが、大阪城の石垣の石は全国から集められていて、一つ一つになになに藩という刻印のようなのがあるらしい。どの土地からの石がどういう場所に使われているか、それだけで1日楽しめる材料となるらしい。話の…

ゆっくり育てる

「中城(なかぐすく)地域における産業活性化構想策定調査検討委員会」の委員ということで沖縄に行ってきた。中城地域というのは、中城村と北中城村をいうのだが、世界遺産指定の「中城城址」が有名な程度で、あまり観光客は来ないし、名物の産品もないとさ…

たとえば星を 

大阪の万博記念公園で天体観望会「星と遊ぼう」に家族で参加した。大阪では夜は明るくて星など観られないと思っていたが、まずまずの星の出。手作りの4倍の望遠鏡を作った後、主催者の用意してくれた大きな望遠鏡で月の表面などを眺めた。月は毎年数十メー…

時代祭  

仕事の関係で京都の時代祭を一部観覧する機会を得た。ご存じの通り、時代祭は葵祭、祇園祭とともに京都三大祭の一つなのであるが、実は本籍地も墓も京都にあって、四年間住みながら、まだ時代祭は一度も観たことがなかったのである。壮大な絵巻物ではあるが…

理解と楽しみ  

初めてJリーグの試合を観にいった。ガンバ大阪対ヴェルディ東京1969で結果は1-3でガンバの完敗。解説を読むと、ヴェルディの守備重視からのカウンターに敗れたということらしい。まあ中学高校と体育の授業がサッカーだけだったので、ルールなどはわかるのだ…