カンを養う

「10年間社長として陣頭指揮して思うことは、トップには『カンと勘定』が必須だということです。勘定とはカネを儲けることができるかどうかであり、カンとは混沌とした経営環境の中でいかに自社に適合した事業を展開できるかどうかを判断する力です。そのカンは、失敗したり、冷や汗をかいた体験の数によって決ります。」93年にフジクラの会長だった加賀谷誠一さん。修羅場をくぐらねばカンは養われずというのは例えば将棋などを鑑みるに本当の所であろう。とはいえ、山中鹿之助にもなり切れぬ私。