大局的な戦略①

『「戦略計画」創造的破壊の時代』の著者ヘンリー・ミンツバークは、プラニング(事業計画を策定するという制度化されたプロセス)とプランすること(企業、または事業の将来に思いを馳せるという行為)は別物だと主張する。従って、事業計画があっても戦略があるとは限らないし、事業計画がなくても戦略があるということは十分考えられる、という。分厚いバインダーに綴じられた事業計画を戦略と勘違いするのは愚挙であるという。プランニングをいくら精密化しても戦略は生まれないし、むしろ戦略を阻害することすら起こりうるのだと。そうそう、「真の戦略」をつくらねば。