自彊して息まず

亀井正夫さんは会長時代に、「伸びる人間であるかどうかは、その人が誠実な人であるかどうが一番大きな要因ではないかと思います」と言っておられる。「『易経』にも「天行健なり、君子以て自彊(じきょう)して息(や)まず」という言葉があります。天の運行、太陽とか月とか星の運行は健やかで、一刻も休むことはない。だから君子もそれを見習って、自ら勉強して誠実に努力しなければならないという意味でしょう」と。一時のはったりや思いつきではなく、誠実な努力を続けたいもの。