這ってでも上がる

名誉棋聖、藤澤秀行さん。「上がるか、下がるか、留まるか。人生のあり方はその三つしかない。だから碁だってそうだ。(中略)その(中国碁界のかつての第一人者聶衛平との)対談で私は厳しい質問だと思ったが、現在のキミは上、下、留のどれだと聞いてやった。元気を出してもらわねば困るから。聶君は親指と人指し指をくっつけるようにして、「この位上がっている」と小さな声で答えた。それでいい。這ってでも上がるのだ。年齢も関係がない。若い頃の蓄積は必ず年を取ってから実る。」上がるか、下がるか、留まるか。自己分析して現状はどうか。いかんなあ、どう考えても、留まっているように見えて、おそらくは少しずつ下がっている。これではいかん。