空中ブランコ  

最近の読書録から。よしもとばなな「体はなんでも知っている」本人が作家として成長した短編集というだけあって、うまい。石田衣良「スローグッドバイ」「1ポンドの悲しみ」両方とも短編集で安心して読めた。エンタメ系うまいでいうと、奥田英朗空中ブランコ」「イン・ザ・プール」はおすすめ。エンタメ長編ということなら、A・グレンの「ブレイン・ドラッグ」、アルジャーノンみたいな話ですがね。そうそう、この年になってようやく「ホビットの冒険」を読んだ。児童文学系だと、映画にもなったアンリ・サッカーの「穴」、笹生 陽子さんの「ぼくは悪党になりたい」が面白かった。ちょっと毛色の変わったところでは、梨木香歩さんの「家守奇譚」がいい味であったなあ。市の図書館にネットで予約ができるのだが、今予約中の本が20冊ある。楽しみ楽しみ。