無限の世界の喜び

将棋の佐藤康光さん(現棋聖)。「プロのバイオリニストやピアニストは、毎日八時間は練習している。棋士もそのくらい勉強して当然。自分の勉強量が多いと思ったことはない。」「無限の世界ということに喜びを感じていくのは勉強しかないと思ってます。まあぼくらは勝つことがもちろん大事なんですけど、いい棋譜を残すことがいちばんですしね。まだ自分のレベルが限界にきているとは思っていないし、だから(トップから)落とされても別に、という余裕は持ってますよ。ただ昔に比べたら、一勝とか一敗の重みがだいぶ違ってきましたよね。とくに一勝することよりも、一敗することの重みというんですか、そういうものを感じますけどね。」自分のレベルが限界にきているとは思わぬが、さりとて毎日向上の努力ができているかと問われれば残念ながら否。