仕事・遊び・休み

島田雅彦さん。「人の生活には、『仕事』と『遊び』に加え、『休み』があります。良く遊び・良く働け、とはよくいわれることですが、私にとっては『休み』が大事なんです。ワーカホリックの人にはこの3つのうち、休み以外の、働く・遊ぶ、しかありませんが、それだと疲れるんです。『休み』は、ただ放心していればいいんです。ばく然と妄想したりすることですね。それはすぐに仕事に結びつかないかもしれませんが、決してムダにはならない。いずれその妄想はどこかで役に立つんです。妄想にかまける時間は私にはとても大切です。作家の暮らしには強制的に休む時間がありますが、その間、 3本もビデオを見たり、新聞をなんとなくダラダラと読んだり、妄想にふけったり…これは案外、クリエーティブなことなんですね。」ああ、よかった。あれも必要だったんだ。