企画の訓練

横山征次さんが講演会で「企画・アイデアを出すには日頃の訓練が必要である。あるソニーの企画マンは、信号待ちをしていて、横断歩道を渡りきるまでに企画をひとつ考えるという訓練をしていたという。その積み重ねが企画の能力を鍛えるのだ。また、経験からいうと、企画は『いつまでに』と追い込まれないとだめ。必死で考えるテンションが大事であり、いつでもできる、という考え方ではだめだ」といっておられた。発想法・企画の出し方としては、「情報をできるだけぶちこんでとことん考え抜く。しばらく寝かせ、一旦忘れて発酵したころにふっと出てくる」という長距離型のパターンは自分なりに持っているのだが、短距離・瞬発型の頭の筋肉を鍛えることも必要なのだろう。日に一つは新企画を、信号を渡りきるまでに。