今ないものを信じる

学習院大学教授の内野崇さんは、物事にトライする際の4つのポイントとして、(1)大きな目標を掲げる。既存の枠組みを疑い、根源にさかのぼって考える。(2)先端事例、周辺事例に目を向ける。メインストリームに問題解決の糸口はないかもしれない。(3)異質の目、異質の視点を入れてみる。(4)やってみる。(やってみないとわからないことがある。失敗は善意の道で舗装されている)、をあげている。リクルートの江副さんは「ビジネスというのは、今無いものを信じることだ。それは同時に、今あるものを疑うことだ」と言ったという。良い組織の条件は、良いタイミングで、本質的な問題を発見できることであり、そのためにはチームワークと信頼、すなわち沢山の視点と皆の知恵で問題発見力を上げることが大事なのだと内野さんは言う。知的格闘技ができる会社になっているか。職場で最も本質的な問題点を取り上げて議論しているか。