最近読んだ本から。東野圭吾の直木賞受賞作『容疑者Ｘの献身』。これ、シリーズもので『探偵ガリレオ』『予知夢』から続いているものだが、なかなか楽しめました。村上春樹の『東京奇譚集』、山田詠美の『風味絶佳』やはりうまし。ちょっと毛色の違うところで、引きこもりの探偵がでてくる坂本司『青空の卵』『仔羊の巣』まあ、主人公がそこまでというくらい良く泣くんだけど、なにかほのぼのするところがいい。エンターテインメントの安定しているところで石田衣良さんの『４０』（まあ、ちょっと現実が甘めだけど）、これも『空中ブランコ』で直木賞を取った奥田英朗のシリーズ最新作『町長選挙』。名作『ライアーズ・ポーカー』のマイケル・ルイスがメジャーリーグを描いた『マネー・ゲーム』。映画では『エターナル・サンシャイン』くらいかな。
