改革は最初の3ヶ月が肝心

余語邦彦さん。「最初の3ヶ月が肝心だと思っていました。そこでCEO就任の2日後には、『営業戦略・組織』『ブランド戦略』『人事制度』『SCM』『国際戦略』『財務・管理』の6領域において改革の方向を定める為、6つの改革(SWAT)チームを立ち上げました。社内でその分野に一番詳しい人や問題意識の高い人たちを選び。それに外部コンサルタント産業再生機構の人間を加えた三者混成チームをつくって『3ヶ月後には実施可能なプランを出す』ということで大いに尽力して貰いました。内部で長年やってきた人達が、自分たちの力だけで方向転換をするのは難しい。どの程度変えれば、どのようなスピードで行えばいいのか、決断がつかず、正解を求めて1年も2年も時間を要することになりかねません。」絶対の正解がないものをまず決め、あとは微修正。