ピグマリオン効果

nakatomimoka2006-08-08

キプロス島の王ピグマリオンが、自分の彫った女性の像に恋をして、命が宿ることを一心に願い続けた。それを知った美の女神アフロディテはその願いをかなえて彫刻に命を与えた。ガラテアと名付けられたその女性とピグマリオンは永遠の愛を誓い、バフォスという名の子供にも恵まれ、いつまでも幸福に暮らした。この逸話にちなみ、ピグマリオン効果と呼ばれるのが、ローゼンタールとジェイコブソンの実験である。彼らは小学校1〜6年までの子供に知能テストを実施した上で、検査結果に関係なく20%の子供を選び出し、担当の教師に『今後伸びる子供達である』と知らせた。そして、8ヶ月後に同様の知能検査を実施したところ、教師に期待を抱かせた子供達は、そうでない子供達に比べて明らかに高い知能の伸びを示したという。信じれば、期待は伝わるか?