日経新聞から。東京ではエスカレーターの左側に立って右側を空ける「右空け」で、大阪は「左空け」なのは何故か。米国で地下鉄駅にエスカレーターが最初に設置されたのは1906年だが、左側を空けるようになったのは、車の追い越し車線が左だからではないかと。その米国流が大阪に根付いたきっかけは1970年の大阪万博。動く歩道で海外からの来訪者のために左明けを基準としたためらしい。また、同時期に阪急電鉄梅田駅構内で『お急ぎの方のために左側を空けてください』というアナウンスが始まっている。そこから順次定着。では東京はどうして右空けなのか。日本の交通規則では追い越し車線は右側だから右をあけたのだろうという説は江戸川大学の斗鬼教授。ただ、同じ交通規則の英国も左空けというから、真偽のほどは定かではなしとのこと。
