利益は大きく、損失は少なく

福間年勝さん。「『利益は大きく、損失は少なく』それが相場で勝ち残る基本である。何だか至極当たり前のことを言っているようだが、これこそ大胆不敵な投機家としてロンドン市場で恐れられた『チューリヒの小鬼』たちの投資行動だった。彼らは損に対して『臆病』だった。この臆病さこそ、実は一流の投機家の条件なのである。自分で許容できる損失の限度額についてはきわめて敏感で、相場のトレンドに逆らった売買をしていると思った場合は、直ちにそのポジションを解消して、反対のトレンドに乗り換えてしまうのだ。反対に、トレンドが自分の側にいるとみるや、ポジションを拡大し、貪欲に利益をとろうとする。この行動パターンで、損を小さく抑え、利益を大きくとっていくのである」最初は小さく売買して、流れが固まれば一気に勝負を。