絶えずシナリオを持つ

福間年勝さん。「経営計画を立てるためには、経済、産業、技術、政治などが今後、どのように変化していくのか、いつも何通りかのシナリオを持っている必要がある。新聞や雑誌などで情報を取る時も、漫然と読むのではなく、自分自身のシナリオを持った上で読む。理想を言えば、記事はニュースを知るため為ではなく、自分のシナリオを確認、チェックする為のものなのである。寝耳に水というようでは経営としては失格で、どのようなことが起きたとしても、自分のシナリオのいずれかに入ってるようでなければならない。私の場合は、いま考えられる材料から十年後のシナリオをいくつも考える。その中から最も可能性の高いシナリオを選択し、その十年後の想定から今度は現在を見て、いま何をしておかなければならないか考える」常にシナリオを描いて。