ホットスポットへ行く

山本良一さん。「最先端の情報を学び一流の人材になるためには、『ホットスポットへ行くこと』『キーパーソンに会うこと』が必要です。ホットスポットとは、その分野で最も熱いメッカになっている場所のこと。20世紀初めの物理学でいうと、ドイツのゲッティンゲンがそれにあたりました。物理学者であればそこにいかなければ話にならない。キーパーソンとは、その時代ごとにいる巨匠、その分野をリードしている指導的な人物のこと。例えば道元は、出家した後仏の道を教えてくれる人を探したのですが、日本では見つかりませんでした。そこで海を渡って宋に行き2年間も探し回り、最後に天童如浄という人の説法を聞いた所、感動して弟子になりました。空海の場合も唐に行き、恵果という先生に出会って、密教の奥義に達しています」いざ、自ら求めて。