時間当り採算表から

稲盛和夫さん。「時間当り採算表から創意工夫が生まれる。時間当り採算表は、アメーバリーダーが管理できない労務費ではなく、生産性をとらえる上で重要な『時間』の管理に主眼を置いている。付加価値である差引売上を総労働時間で割れば、一時間当たりに生み出した付加価値である『時間あたり』が計算される。この『時間当たり』を算出することにより、各アメーバは、自らが一時間あたりに生み出す付加価値を正しく認識し、経営活動に反映させることができる。時間当り採算表の特徴の一つとして、活動の目標や成果をすべて、数量ではなく金額で表示している点があげられる。アメーバ経営では、各アメーバが『時間当たり』を上げようと努力するため、常に総時間を意識して、生産性を上げるように創意工夫を重ねているのである」時間当りを意識して。