高い目標と毎日全力

稲盛和夫さん。「会社というものは、低い目標を立てれば低い結果しか得られない。業績を伸ばしていこうとすれば、どうしても高い目標を立てる必要がある。私は壮大な夢を語り続けてきた。現実とかけ離れた大きな夢だったが、それでもことある毎に訴え続けた。その結果、皆が高い目標に向かって全力を注いでくれるようになった。その一方で、短期的な目標として、月次予定など具体的な目標の達成に懸命に努力してきた。『今日を全力で過ごすことによって明日が見えてくる。今月を一生懸命仕事に取り組めば来月が見えてくる。今年を精一杯生きるならば来年が見えてくる。毎日、全力を尽くして生きていくことこそ大切なのだ』と説いてきた。偉大な事業は、高い目標を持ちつつも、一日一日を全力投球することによってしか成し遂げられない」毎日全力で。