人間の欠くべからざる行

nakatomimoka2009-06-04

池口恵観さん「日本人が持つ繊細なやさしさを仏教では『布施』という。布施には大きく分けて『法施』『財施』『無畏施』の3つがある。法施は困っている人に知恵を出してやること。財施はおカネや物を施して助けてあげること。無畏施は恐れをなくしてあげること。お釈迦様はこの布施は人間の欠くべからざる行であるとおっしゃっている。しかし、世の中にはこれを行いたくても、余裕がなくできない人もいる。そこで「無財の七施」というのがある。「やさしい言葉をかけてやる(愛語施)」「柔和な目で接してあげる(眼施)」「心をこめてお付き合いをする(心施)」「いつもなごやかで穏やかな顔つきで接する(和顔施)」、などである。このような布施の心をさりげなく実践できる人が多ければ多い程、たとえ貧しくとも幸せな社会となる。」なくても七施。