落語は笑うための芸にあらず

nakatomimoka2009-06-28

NHKプロフェショナル・仕事の流儀より。「当代きっての名人、落語家の柳家小三治。年間200日高座に上がる。無駄を削ぎ落とした話芸は、現代最高峰と評される。『笑わせるのではない 笑ってしまうのが、芸』という小三治が、笑いの真髄を語った。『無理やり骨折って笑わすぞってやらないで。というのが、人の暮らしが面白いのですから。その面白い人の暮らしをそのまんま現しているのが落語だと思うのですよ。落語というのは、笑うためにやっているのではないのです。笑うというのは一つのオマケですけれど、それより話として聞いていて、へぇーっあっそうか! うんうんうーん。えっ!それで! それからどうなるの。面白いねぇーっていうくらいの気持ちで聞いていれば、これはもうすばらしい芸になるのではないかな』」なるほど、それが芸。