書かないと死ぬ人だけ

nakatomimoka2009-07-12

中村賢司さん。「劇団ジャブジャブサーキット「河童橋の魔女」を観ての雑念。とても、良かった。あちらとこちらの境目に建つホテル。厳しくて、優しいエンゲキの時間が流れる。あれだ、20年、芝居を観ていると、出だしの3分で、ええ本か、しょうもない本か、もうわかってしまう。俳優が切実にセリフを言うてるか、「俺ってええなあ」「俺らっていけてるよなあ」って、酔っ払っているか、わかる。はせさんのセリフは、出だしから、世界をこと分けていく。「書かないと死ぬ人」だけ、芝居をかけばいい。芝居は、大人の道楽ではない。」去年から今年にかけて、中村先生に『伊丹想流私塾マスターコース』で教えていただいた。上のブログの記事の中の、『「書かないと死ぬ人」だけ、芝居をかけばいい』が、私に向けられているように思えて。道楽ではないのだけれど。