小宮一慶さん。「僕の場合は、本業があり、そこにプラス本が売れたというのが正確な言い方だ。５１歳になって蓄えてきたものがある。手前味噌だが、日本で一番いろいろな会社の役員会に出ているのではないか。そこで経験したことが、いまちょうど、アウトプットとして出るのにいい時期にあたっているのだろう。本の売れ行きランキングを見ていると、売れている著者は限られてきている。そしてその著者たちの多くが飽きられてきた。出版界としては新しい人が必要なはずだ。出版社はなかなか有力な新人を発掘できないが、出版社としてはトレンドをまず読むことだ。そのトレンドの書ける人を確保しておいて、そのトレンドが実際来たときに書かせられるかどうか。それにかかっている。僕自身は『流れ』を書こうと思っている」トレンドが来た時に書けるか。
