僕しか書けないものを

nakatomimoka2009-08-01

小宮一慶さん。「(執筆の)提案は沢山くる。しかし、沢山刷るから、売れた本の二番煎じを作ったのでは、著者も出版社もだめになる。出版社はいまや余裕がないから、売れた人をつかまえて似たような本を出してくれないかと提案する。僕の場合は、僕しか書けないもの、僕自身の本に類書がないものを条件にしている。それで提案を持ってきてもらえるなら見ますよと言っている。だが、オリジナル性のあるものは少ない。そもそも軽い人が軽い本を書いて売れているのが今の時代ではないか。書き手が勉強していない。勉強本というのものもいくつも出ているが、著者でその勉強を生かして成功している人はそれほどいない。本が売れている人は著作がもっぱら本業となっている。投資本を書いている人のほとんどが実際には投資していないのと同じだ」確かにね。