構想を見える化する力

nakatomimoka2009-08-03

野田智義さん。「構想力とは、時代の流れを感じ取りながら、新しい世界像、社会像、組織像をイメージする力を指す。遠山正道さんは、友人達と食事をしていた際に、突然『一人の女性がスープを飲んでいるシーン』が頭に浮かんだそうだ。このひらめきを、遠山さんは『スープのある一日』という企画書にまとめあげた。内容はストーリー仕立てで、ある企業に勤める女性が、都内にできたばかりのスープの店にやってきて、メニューを選び、昼食を楽しむシーンからはじまる。そして、自然な素材を用いたスープのメニュー、味わった女性の感想、テンポのデザインや雰囲気、従業員が接客を通じてどんな働きがいを感じているかといった細部が活き活きと描写されている。現在のスープストックの姿を、遠山さんは企画書の段階でほぼイメージしていた」構想力を。