桜井章一さん。「麻雀をしていてツキがなくなったと思う時があります。そんな時は動揺せず、基本の動作、基本の心構えをなくさないように心がけます。余計なことをせず、余計なことを考えないようにします。あくまで基本だけを意識します。そうするとだいたい３０分でツキを戻すことが出来ます。３０分前につかみ損ねたチャンスがまた巡ってきるのです。円が回って元に戻る感覚です。どんなに実力のある人にも大きなミスにならない調子の乱れ、すなわち『かげり』が出るのは自然なことです。出ないことのほうが不自然です。肝心なのは、基本の動作や基本の心構えが乱れた時にきちんとバランスを保てるかどうかです。それをはなから持っていない人は、調子の戻しようがありません。この３０分という時間は、日常に置き換えることも出来るのです」やはり基本。
