独自のコンセプトは何か

nakatomimoka2010-03-30

楠木建さん。「スターバックスの戦略ストーリーでの長期利益に向けた競争優位は何か。日本市場の例でいえば、競争相手の一つであるドトールは、低コストにそれを定め、長い間コーヒー1杯の価格を180円に抑えていました。これに対して、スタバの意図する最終的な競争優位はWTP(Willingness To Pay:顧客が支払いたいと思う水準)の増大にありました。顧客がより大きなWTPを感じるということは、スタバにそれだけプラスαの価値があるということです。その価値の本質は何か。この問いに対する答えがコンセプトです。『第3の場所』これがスタバ独自のコンセプトでした。つまりコーヒーを売るのではなく、寛いだ雰囲気のなかでテンションを下げるという経験なり文化を売ることで、コーヒーそのものは手段であるという考え方です」なるほどね。