自己報酬神経群を働かせる

nakatomimoka2010-12-09

林成之さん。「第二は、『人の役に立ちたい』と思うこと。脳は『仲間になりたい』という本能に基づいて、人が喜ぶと自分も『うれしい』と感じるようにできている。これが脳にとっての『ご褒美』となり、ご褒美への期待が脳の『自己報酬神経群』を機能させる。自己報酬神経群が働くと、モチベーションがアップし、脳の能力も引き出される。競争社会の現代では、勝ち負けのみにこだわり、不正な手段を使ってでも、結果を得たほうが優秀とされることも多い。しかし、こうした『勝利』は脳の本能に根差したものではないため、真の力とはなりえない。自分さえよければよいという考えは、一見して自己保存の本能に基づいているようだが、実は環境によって作られた後天的な脳のクセであり、もともとある脳の力をそぐことになる」人の役に立ちたい私。
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