宇宙が本来的に持つ遊び心

nakatomimoka2011-06-26

玄侑宗久さん。「自己意識が宇宙意識まで拡大すること、換言すれば自己超越を通しての自己実現、そこにこそゆるぎない極楽状態があるのかもしれません。エリッヒ・ヤンツの遺作になった『進化の展望』の序文から、素敵な言葉を紹介しておきたいと思います。これはヤンツ自信も好きだった東洋哲学の先達であるハーバート・ギュンターの論文にふれて書かれているんですが、こんな言葉です。”ここでは進化を『つねに知的でありつづける宇宙が本来的に持つ遊び心(playfulness)』の発露と見ている。『そして、この事実を漸次、認識し実現していくことこそ、人として生きる最大の挑戦であり冒険であり充足なのだ』。”このplayfulnessというのが、もしかすると『ご縁』という受け止め方のようにも思えるのです」遊びゴゴロを持った宇宙という存在が。