手間がかかるからこそ

nakatomimoka2011-07-07

鈴木義幸さん。「メール全盛の時代だからこそ、肉筆の手紙や肉声の電話には力があります。便箋を用意する。書く。封筒に宛先を記す。便箋を入れる。切手を貼る。投函する……。手紙を出すのには、“手間”がかかります。電話だって同じです。その場で書いて送信しておけばいいメールと違って、直接話をするための心の準備も要れば、留守の場合は再度の連絡も要ります。電話も“手間”がかかります。手間がかかるからこそ、手紙や電話を受けた人は、『時間や労力を費やして自分にコンタクトをとってくれた』と、感動を覚えるわけです。『自分を大切にしてもらえた』という実感が生まれるのです」ついついメールですましてしまいがちだけれど、特に頼みごとの場合は、手間をかけて、電話をする、手紙を書く、相手の所に出向く。そのことが力を持つ。